■示談とは何か?
示談とは、被害者と加害者が話し合いによって事故の損害賠償
についての和解をすることです。
示談では、後日のトラブルをさけるために「示談書」を発行します。
示談書には双方の署名・捺印が必要です。
そして示談でも和解が成立しない場合は、簡易裁判所での調停
さらに裁判へと発展していくことになります。
■示談の性質
・いったん示談が成立してしまえば、それを覆すことはできない。
示談というのは一度成立していしまえば法的拘束力をもつので
新たに被害者に有利な確定的証拠などが発見されたとしても
示談で決めた取り決めを変更することはできません。
・当時者同士で勝手に示談を成立させてしまうと保険金がおりない
ケースがある。
事故に対する過失割合を勝手に決めて通常より多くの保険金を
払うのでは保険会社はたまったものではありません。
当事者同士のみで成立された示談では基本的に保険会社は
保険金を支払わない可能性があるので注意をしてください。
・口頭示談でも法的拘束力をもつ
口頭で話しをし、成立した示談でも法的拘束力を持ってしまいます。
現場での安易な示談は絶対にやめてください。